人を育て、最上地域の林業を担える会社へ

東北ウッドカッター株式会社は、最上地域と村山地域を施業エリアとして、国有林や民有林の伐採・搬出などの素材生産を行う林業事業体です。2015年に前身である伊藤林業を法人化させて、新たなスタートを切りました。

 林業はここ数年で大きく変化しています。戦後、建築資材の確保のためにたくさん植えられたスギが伐期を迎えつつあり、また森林の環境保全としての機能も見直され、林業に期待される役割はこれまでになく大きなものとなっています。

 さらにICT機器を使ったスマート林業や、林業先進国である北欧発のスタイリッシュな作業着などによって、林業のイメージも変わってきました。これほど大きく変化している業界は他にないと思います。

 弊社の自慢は、従業員の定着率が高いことで、ほぼすべての従業員が離職することなく弊社で仕事を続けてくれています。

 私にとって、一緒に働いてくれる従業員はとても大事な存在であり、会社の財産です。

 思えば、私が林業を面白いと感じるようになったきっかけは、若いころに勤めていた会社で自分の意見が聞き入れられ、いろいろと仕事を任されるようになったことでした。弊社の従業員にも林業を好きになってもらえるように、彼らの意見に耳を傾けるように心がけています。 

 2001年に仲間と2人で立ち上げた伊藤林業も、法人と成り1人、2人と仲間が増え、現在では2班編成で作業できる会社に成長することができました。今後はさらに若い人材を育てて層を厚くしていくとともに、「現場はきれいに」「素材は大切に」といった丁寧な仕事を引き続き徹底していきたいと思います。そうして地域からいっそうの信頼を得て、最上地域の林業を任せられる会社になれるよう努めてまいります。

代表取締役 伊 藤 信 一